国境〜イスタンブール〜ブルガリア〜ルーマニア〜ハンガリー
イラン編はこちら。


3/21更新(国境〜イスタンブール編) 5/31更新(イスタンブール編)
6/7更新(イスタンブール〜東欧乗り継ぎ編)
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3/21更新





2008年11月29日


国境越えの詳細はこちら 話は若干飛びますが、イラン側の税関の話です。正確には、列車の中で出国手続きが済んでしまいました…。
写真はトルコの税関に着いた時に撮ったものです。ここは山の上。雪が積もってますし、寒いです。ここで2時間待ちました。大学生と思われる中国人の群れ(6人組)が、トルコに入国できなかったようでした。イランは出国しているのに、どうするのだろう?

後日、中国人から聞いたのですが、中国人はどの国に入る場合でもビザが必要らしいです。国によってはなかなかビザが下りない国もあるそうです。どうやら奴らはそれを知らなかったようですな…。


2008年11月30日


トルコの平原です。ちなみに、食料と現地通貨がなくて、飢え死にしそうになったのもこの列車。後で、ドルが使えることに気づいて、アホか俺は〜って思ったのもこの列車。

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2008年11月30日


トルコ人たち。私の姿は、彼らのカメラの中に…

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2008年11月30日


イスタンブールへやって来ました!到着は深夜だったので、終着駅(Haydarpasa)で夜を明かします(またか!)。ATMでお金をおろして、売店でサンドイッチ(チーズサンド)を買いました。飢えていたので、すごくおいしかった記憶があります。
写真は、夜明けの風景。とうとうここまで来たか、と感無量。 拡大写真

さて、現在地は新市街地(アジア側)で、観光の中心は旧市街地(ヨーロッパ側)。よって、まずは港を探します。どうやらHarem(=立ち入り禁止)というところから船が出ているようです。駅の係員に聞き、学校の門番に聞き、親切そうな街人に聞き…簡単に(?)港まで行くことができます(歩いて!)。
※とりあえず、"Harem Iskel"といえば通じます。


2008年11月30日


Halemから船に乗り(1.4YTL=100円程度)、Adaral Iskelへ行きます。ボスポーラス海峡を渡ってます。写真の左端にブルーモスクが見えます。

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2008年11月30日


新市街地です。

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2008年11月30日


漁船とフェリーです。ここではいろいろな海産物が獲れます。

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2008年11月30日


トプカプ宮殿です。

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次回、イスタンブール観光の話をします。


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5/31更新



2008年11月30日


Adaral Iskel に到着すると、目の前を路面電車が通っていました。これに乗ればすぐに宿の前まで着きますが、面白くない。そこで、歩いて宿まで行きます。意外と坂道が多くて疲れました・・・。

ここは、6世紀に建造されたキリスト教寺院跡。そういえば、6世紀ごろここを支配していたのは東ローマ帝国でしたね。
この辺りから地下迷宮に入ることができますが、それは後ほど。この辺りを歩いていると、いろんな人が声をかけてきます。宿泊所のあっせんがほとんどですが、あまり相手をしないように…。私は中国人とよく間違えられました。なぜかというと、ジャンパーが人民服そっくりだったからです!指摘されて初めて気付きました。そういうことか!って思わず叫びました^^

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2008年11月30日

宿泊
イスタンブールには有名な日本人宿があります。名前はTree of lifeとなぜか英語。日本人あるいは韓国人のみが宿泊可能です。料金は一泊14YTL (1YTL=60円)。物価は上昇中なので、また値上がりするかもしれません。風呂トイレ共同、ネットは1YTL/60min。雑居ビルまるまる一つ使ってます。日本語の本、旅行ガイド、情報ノート多数あり。


2008年12月3日


これはブルーモスク。入場料なしで入れますが、外から見た姿のほうが美しくて見応えがあります。

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2008年12月3日


ブルーモスクの向かい側にあるのがこの建物。イスラム教寺院の中にキリストの壁画が残されていました。以下その数枚。

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2008年12月3日


ステンドグラスと、上のほうにキリストの絵が描いてあるのがわかります。

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2008年12月3日


先ほどの絵を近くで見ると・・・

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2008年12月3日


これは綺麗な絵でした。たぶん、修復ずみのものです。世界遺産には修復義務があるので・・・。真中は聖母マリアとキリスト(幼児時代)です。よく見ると、キリストの顔は(ひげはないけど)大人の顔です。この絵に限らず、18〜19世紀ごろまで子どもの顔は子どもらしく描いてありません。子どもが子どもらしく描かれるのはここ200年ほどの話です。

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2008年12月6日


トプカプ宮殿に入ります。入場料10YTL, 観光案内テープ(日本語)10YTLと、この地の物価を基準にすると非常に高い。例えるなら、ファミレスで2食夕飯を食べるくらいの値段です。写真はトプカプ宮殿の門。

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2008年12月6日


イスラム国家といえば絨毯。お祈りをするときに、地に頭を付ける。金持ちほど高級な絨毯を使いますね。それはどの国でも同じ。

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2008年12月6日


窓からボスポーラス海峡が見えます。海を見ながらくつろいでいたのでしょうか。部屋の椅子なども高級そうですし、床もピカピカでした。

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2008年12月6日


美しい幾何学模様のタイルです。ウズベキスタンのヒヴァ、イランのイスファハンにも似たようなタイルがありました。

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2008年12月6日


黄金張りの暖炉・・・?

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2008年12月6日


薬草園です。オスマントルコの何代目かの皇帝が好きだったそうです。

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2008年12月6日


厨房です。

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2008年12月6日


日本の皿(江戸時代のもの?)もあります。シルクロードを通ったのか、ヨーロッパ人が海路で運んだものを買ったのか、いろいろな想像ができます。

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2008年12月6日


トルコ帝国といえば、ハーレム。日本でいえば、江戸時代の大奥です。ここは宦官たちの詰め所。女性たちの部屋に行く通路を監視できる鏡があります。ちなみに、宦官とは、男"だった"人たちのこと。王さまのお世話や、ハーレムの女性のお世話をしました。男のアレを切り取って宦官になるそうです。

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2008年12月6日


ハーレム内部です。各部屋に女性が一人ずつ住んでいたそうです。こんだけ奥さんがいたら大変でしょうね・・・あくまでも想像ですが、友好の証として送られてきたお妃もいるでしょうから、"何もしない"女性もいたのではないでしょうか?

ちなみに、ハーレムに入るためには、別途10YTL必要です。ここで消費した金額、30YTL…1800円前後。

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2008年12月6日


妃の間。豪華です。

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2008年12月6日


スルタン(皇帝)とその妃がいちゃついていた場所・・・みたいなところです。

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2008年12月6日


皇帝のお風呂。黄金張りの鉄格子は、もちろん皇帝を守るため。

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2008年12月6日


皇帝用のトイレです。奥の蛇口はから水が出ます。皇帝といえども、ハンドウォシュレット。

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2008年12月6日


キリスト教寺院跡の地下に、こんなものがありました。何のために使われていたのか…
デジカメがしょぼくて、あまりよい写真が撮れませんでした。唯一良く取れた写真です。ちょうど雨が降り始めたので、雨宿りも兼ねて入りました。ヨーロッパ系の人たちが多いです。カップルも多いです。げんなりです。

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2008年12月8日


犠牲祭 今日はバイラム(犠牲祭)。牛を血祭りに上げて神へ感謝をささげます。私たちも見させていただきました。写真はリンクのみにいたします。若干グロテスクかもしれないので、自己責任であることをご了承いただける方のみ、クリックしてください!!

左の写真は、トルコの少年。奥は仔牛。
これから・・・。(写真1)
牛は自分の運命を知っているのでしょうか。激しく抵抗しています。4人がかりで押さえつけ・・・(写真2)
この辺で動画を・・・と思ったけど、ファイルが大きすぎでアップできず。
とうとう力尽きました。ときどき痙攣します。これもショッキングです。ご注意を(写真3)
皮を剥いでいます。ショッキングかも。ご注意を。(写真4)
こちらのほうがはっきり見えます。ショッキングかも。ご注意を。(写真5)
内臓を取っています。ショッキングかも。ご注意を。(写真6)

これを見てふと思い出したのは、志賀直哉作・「城之崎にて」の一節 - 死ぬ運命と分かっていても必死になって生きようとする - という部分。首を切られてどうしようもなくなっても、なお必死に逃れようとする牛の姿を、現代の日本人に見てほしいと思いました。ここに真の「生きること」が表現されている…

ところで、我々が日常目にする牛・豚・鳥の肉は、きれいにパックされていますが、真実は、生きている家畜を殺して、皮を剥いで、内臓を洗って、肉を切って・・・という作業をしているのです。血まみれの家畜を見て、可哀そうだと思ったならば、食べ物に対する感謝の気持ちを忘れたくないものです。

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6/7更新

2008年12月10日


neko

hato
猫とハト。

拡大写真-猫
拡大写真-ハト


2008年12月10日


ギリシアで警官が市民を撃ち殺したことを抗議する女性らしい。でもなぜここで抗議?これから2年と経たずしてギリシアの財政が破綻しました。まあ、それとこれとは関係ありませんが。

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2008年12月11日


この日は散歩をしました。すでに12月とはいえ、晴れていてポカポカします。風はありましたが、冷たくなく、春のような陽気でした。さすがは地中海性気候。
このあたりではサバが獲れます。旅人のお勧めはサバサンド。日本を出てから魚を食べた記憶がなかったので、なんか懐かしい。サンドイッチの具がサバになっただけですが・・・
この写真は橋の上から撮ったものですが、橋の上では市民が釣りを楽しんでました。フェリーも通っているのに大丈夫かいな?

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2008年12月11日


ぶらぶらしてたらいつの間にか夕暮れ時になりました。トプカプ宮殿の夕映えが美しい。明日にはこの街を出るかと思い、名残惜しく思ったものです。

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2008年12月12日


朝、ブルガリア経由(ルーマニア)ブカレスト行きの列車に乗りました。ブルガリア〜ルーマニア(ブカレストで乗り継ぎ)ハンガリーという順番です。チケットの買い方などはこちら

ちなみに、イスタンブールのSirkeci駅構内で国際線のチケットを購入しましたが、チケット売り場のおっさんはやる気ゼロ。窓口で"excuse me" と言ってもオフィスの奥でなんか腕組みして「何」みたいな態度。私はカチンときて、"Are you serious ?" (←イランで絨毯の卸売りをしているハンガリー人のマネ)と言うと、慌てて席に着いて対応しました。とりあえずこんな感じでチケットをGet。ただし、ルーマニアのブカレストまでしか座席を予約してないから、ブカレストでひと波乱こちら

注意したいのは、トルコからブルガリアに入る時に、列車のチケット(ビレート)をトルコのおっちゃんに渡さないこと。国境で列車を乗り換えるので、乗り換え先の車掌にチケットを渡しましょう。私は危うく追い出されるところでした。(ブルガリア人の車掌が、トルコのおっちゃんにめっちゃ怒ってました(哀))

ブルガリアの犬。哀愁が漂っています。(写真)
ブルガリアの大地。(写真)
ブルガリアの馬。放牧か?、野生馬か?(写真)


次回、ハンガリーの首都ブタペストのお話。 こちら (ちなみに、ハンガリーはオーストリアの東隣。)

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