中国/北方編  渡る世間は鬼しかいない(哀)



北京・天津〜ホフホト〜二連
江南編もどうぞ。


7/20更新(北京・天津) 8/2更新(北京・天津〜ホフホト〜二連)
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2009/7/20更新

2008年8月18日
中国・北京

とうとう北京へやって来ました。
まずはモンゴルのビザを取得するため、北京中央駅〜モンゴル領事館を目指します。
ビザを待っている間にオリンピックを観戦したかったのですが、諸事情あって諦めました。 (前売り券が買えなかったとか、風邪をひいたとか、ホテル代が高いとか・・・) とにかく、北京では悪い思い出しかありません(哀)
P.S. 姐さんごめん!


2008年8月18日
中国・北京 天津
(宿泊)
新幹線 オリンピック開催時の北京の宿泊代はまさに暴騰。
ユースホステルのドミトリーベッドが一晩50ドル!北京ではこれよりも安いところがなかったので、 天津で一晩30ドルのホテルを取りました(南京で調査済み)。移動費を差し引いてもこっちのほうが安いあり様… 身の程を知らない値上げだな〜って思いつつ、「上海以外はみな田舎」っていう言葉を思い出します。 建物が近代的でも、考え方は田舎そのもの。
写真は、中国版新幹線(和諧号)。


2008年8月18日
中国・北京 天津
(料理と言葉)
中国と一口にいっても、地方によって言葉も食事も大きく異なるらしく、 江南地方(上海や蘇州)から一気に北京まで来ると、文化の違いを感じます。
まず、飯がまずい!江南地方でおいしいものをさんざん食べてきたので、かなりがっかり。 淡白な味付けだったからでしょうか??(うす味とは違う)

驚くべきは、上海や南京で通じたはずの中国語が通じないのです。
日本人=(リーベンレン/上海)=(ズーベンレン/北京)とか、
私は・・・=(ウォシー/上海)=(ウォチー/北京)
など、どうやら北京語は巻き舌で発音するようでした。


2008年8月18日
中国・北京 天津
(街)
さすがに首都だけあって、中心地は道路が広く整然としていました。また、天安門広場にも行きましたが、 あんなに広いとは思いませんでした。写真取ればよかった〜と後悔
さてモンゴルのビザを手に入れるため、領事館まで行きました。 領事館のある通りに入る時、警官(兵士?)に止められてパスポートチェック。しかも、各領事館前に警官がいて、 めっちゃ見張ってました。写真撮影も不可。(ほかの国以上に厳重でした。) テロとか、暴動にも注意を払っている様子がわかりました。


2008年8月18日
中国・北京 天津
(危うく・・・)
鉄道駅に入る時のチェックは極めて厳重でした。オリンピック期間中だし、新彊でテロがあったし、 チベットで暴動があったし、当然でしょうね。私も引っ掛かりました。
うっかりハサミをポケットに入れて検問を通った時に、「なんだこれはー(怒)」って止められました。 やばい、捕まる!って思ったけど、上役らしい人が通してくれました。マジで焦りました。
また、パスポートや大金を首に下げて携帯してたら、呼び止められて「何を隠し持ってんだ(怒)」とか 言われました。おまけに鞄の中身まで検査されて、「日本人の学生か?」とか言われて釈放(?)。やれやれ。


2008年8月18日
中国・北京 天津
(嫌な思い出たち)
不愉快な中国人が多すぎる!傲慢かつ短気だと思う。さらにがっかり。

例えば、列車の切符を買う時、天津行きの○○時、って言っただけで 頭をめっちゃ振りながら叫びだす職員がいて、こいつ頭おかしくね〜って人もいた。 (別の職員がすまなさそうな顔をしてました)

バスに乗った時は、5角(1元=10角)ないんだけど…って運転手に言ったら、やっぱりめっちゃ頭振りながら 「2元出せよ」って返された。どうやら、頭を振るのが北京のトレンドらしい…

ちなみに、ここにきて初めて食べ物にあたりました。たぶん、西瓜です。変な匂いしてたから… 死ぬほど下しました。いや、マジで死ぬかと思いました。その次は、風をひいたらしく、 のどが痛いし、熱も出るし、最悪でした。

体調悪いし、嫌な人が多いので、オリンピックも長城も見ずにモンゴルへ旅立つことにしました。
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2009/8/2更新

2008年8月21日
中国・北京〜ホフホト

さて、二日も寝込んでようやく動けるようになったので、モンゴルへ旅立つことにしました。
モンゴル-北京の直行列車はなく、ホフホトでウランバートル行きに乗り換えるか、 二連まで普通列車で行って、モンゴルの国境での列車の接続については運を天に任せる方法 があります。いずれの場合も、北京北駅からの出発でした。
北京北駅と中央駅にはかなりの格差を感じました。首都の中央のターミナルと、 地方都市を結ぶ駅では差があって当たり前なのですが。
まず英語が通じなくて往生しました。 しかも北京語わからんし!英語のわかる学生さん(中学生)に助けてもらい、 とにかくホフホト行きのチケットを購入しました。
中国の学生は優秀だな〜って感心しました。しかも親切。

列車は、硬臥(2等寝台車)で144元(初の夜行列車でした)。 ベットは畳半畳分しかなくて、高さは50cmあるかないかでした。上も下も中国人。 が、風邪をひいてしんどかったので、速攻で寝ました。


2008年8月22日
中国・ホフホト

服 ホフホトってどこ?って感じですよね。内蒙古自治区(中国が占領している、モンゴル領)の州都で、 大草原と農耕地の真ん中にある都市です。内蒙古というだけあって、羊の干し肉を売ってます。保存食なので役に立ちました。
この街には、朝の4:00ごろに着きました。朝の空気は気持ちがよかったです。
とりあえず、ウランバートル行きの列車のチケットを購入(650元!)して、食料と衣類を調達。 モンゴルは寒かろうと思って綿入りのジャンパーを買いました。でも見た目は人民服。行く先々で中国人と 間違われるハメになりました(哀)


2008年8月23日
中国・ホフホト〜二連(国境)

ウランバートルまでは2泊3日、長い。
車両は4人コンパートメントで、モンゴル人と中国人の夫婦がひと組と18歳前後の女の子が一人(中国人)。 女の子は留学するらしくて、相部屋のご夫婦が世話人らしい。そのご夫婦は日本語を話せるので、 いろんな話ができました。
モンゴルの国土の南は中国に占領され、北はロシアに占領されてしまったけど、我々には帰るべき国があって それは幸せなことであり誇りにも思ってるという話が印象的でした。

<ビザ>
モンゴルに入国するにはビザが必要です。北京にて取得可能。30日有効の観光ビザが1週間待ちで200元ほど。 翌日受取で495元。代金は中国銀行で振り込みます。 申請用紙を前もって入手しておくとよいです。私は大使館前にたむろしてた中国人の業者に タダで譲ってもらいました。てゆうか、強奪しました(笑)

<国境越え>
国境は二連(アーレン)で、国際列車に乗らなくてもそこまで行って国境を越えることもできます。 モンゴル側の接続がどうなるかわからないので、冒険になります。 逆に、二連からホフホトか北京までは毎日列車が出ているのでモンゴルから中国に行く場合は、 ウランバートル→ザミーンウード→二連→…といけばOK。


2008年8月23日
中国・二連(国境)

二連 モンゴル-中国の国境にやって来ました。まず、二連から。
内蒙古と呼ばれるだけあって、羊肉のラーメン(8元)を食べました。羊肉は噂ほど臭くはない。 でも、正直牛肉や豚肉のほうがおいしい。
(写真)メインストリート、無駄に清潔。ここ以外はかなり汚い。

初めて国境を越えるので、どうなることやらと若干不安でしたが、的中しました(哀)
まず、税関職員(おっさん)は中国語しか話せないことに驚く。まあ、中国人かモンゴル人しか 通らないと思っているんでしょう…まあここまでは予想の範囲でしたが。

次は、かばんの中身をすべてチェック。やれやれ、めんどくせーって思ってたら、 おっさんがいきなり怒り出した!
どうやら、中国の鉄道時刻表がまずかったらしい。相部屋のモンゴル人のおじさんが 「モンゴルの鉄道の時刻表だ」って言ってくれて、セーフ。こんなんで誤魔化せるんや… 結局、適当なのねって思いました。

次は、モンゴル編です。


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