(国境)ファラーブ〜トルクメナバード〜アシガバード〜トルクメンバシュ(カスピ海・港)
ウズベキスタン編はこちら。


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2008年11月2日
トルクメニスタン

国境
ウズベキスタンの税関を抜けると、トルクメニスタンの税関までひたすら歩きました。 2kmくらいでしょうか?一本道をひたすら歩くと、トラックが行列を作っていました。 ペルシア文字の入ったナンバープレートをつけているのを見て、 改めて外国にいることを思い出しました。

トルクメニスタンの税関の前でひたすら待ちました(3時間くらい)。 アメリカ人と一緒に待ちました。奴らは観光ビザを持ってました。 入国税$15を支払い、ドルをマナトに交換(どこで交換しても1$=14000manat)。 制度が変わったらしく、闇レートは消滅。闇両替商との戦いと摘発のリスクを回避するため、 税関で交換するのが吉。ホテルに泊まらない&鉄道はオプシーで我慢するなら、30ドルもあれば十分。
2008年11月2日
トルクメニスタン

税関を抜けて・・・
税関を抜けると、遠くで白タクの運ちゃんがたむろしてました。 バス、鉄道その他の輸送手段はないということを知っていたので、 まず、税関職員に(次の街)トルクメナバードまでいくらかかるか、聞きました。 すると、親切なおばさんが、10ドル、と教えてくれました。
というわけで4ドルから交渉。あっさり4ドルでした(あれ?)。 地元民2人と相乗りして(金を出したのは私だけ・・・)、 トルクメナバードまで到着。 鉄道駅の前まで走ってくれなかったので、 相乗りのトルクメン人に教えてもらって駅まで到着。


2008年11月2日
トルクメニスタン

トルクメナバード〜アシガバード
トルクメナバードの駅に着きました。 全く英語が通じない・・・いろんな人に聞きまくって、 ようやく切符を購入するも、100,000manat (7ドル)もかかってしまった。 (安い、というべきかも)
駅の改札には、数人の警官がたむろしていました。いろいろと絡まれて、 得意の片言ロシア語で対応、田舎のおじさんはおもろい。
列車内では、口がきけないふりをしたおじさん、 超大人っぽい18歳女性(既婚)姉妹と相席になりました。 イスラム圏は女性の自由が云々と言っているけど、 教育は女性も受けているようでした。しかも大学にも入れます。 アメリカや欧米の偏見や、日本のマスメディアに踊らされて、 イスラム教=自由はない、と考えてはならないな、って思いました。

写真はトルクメナバード郊外の夕陽。列車内からとりました。


2008年11月3日
トルクメニスタン

アシガバード
アシガバードへ着きました。朝5時半、 4枚重ね着しても、刺すような冷気がしみ込んできました。 下着やらタオルやらまで体にかけて、寝袋を羽織って夜明けを待ちました。 ホームレスのおじさんたちもこんな感じで夜明けを迎えるのでしょうか?

朝7時、駅の改札が開きました。暖房が効いていて暖かい。 切符売り場はめちゃめちゃ混んでました。1時間くらい待って、トルクメンバシ行きのチケットを購入。 18,000manat(1ドル強)でした。先日の100,000manatってなに?って感じでした。
列車の出発時間は夕方だったので、それまで観光でもしようか、ということで左の写真。 知る人ぞ知る、大統領・トルクメンバシの黄金の像。太陽の方向を常に向いているそうです。


2008年11月3日
トルクメニスタン

アシガバード
街はすごくきれいです。写真とスローガンだらけですが、 整然とした街並みはシムシティで作り上げた街を彷彿とさせました。
気になったのは、首都のはずなのに閑散としている、ということ。 日本の地方都市なみ(例えば米子や松江)でした。東京は言うに及ばず、 豊中市でももっと人いるよね〜って思いました。


2008年11月4日
トルクメニスタン
トルクメンバシ
列車内で一泊して、朝トルクメンバシへ到着。 カスピ海に面したこの街から、アゼルバイジャンのバクーまで船で行きます。

まず、海軍が演奏をしていました。私も聴きました。 次に、まっすぐ港を目指しました。 入国4日目、ゆっくりしていると滞在日数(5日)を越えてしまい、 罰金がめんどくさい・・・。
港から北東へ進めばよい、ということで進んでゆくと第一待ち人発見! じゃないけど現地人に遭遇しました。港への近道を教えてもらって、 住宅街から鉄道の線路を通って港へ向かいました。裸の大将か。
港へ着いてすぐに出国・・・は無理でした。 券売所(Kacca)は開いてなくて、何人かが待合所にたむろしてました。 事情を聴くと、船はいつ出るのかわからない、そうです。 なに〜って思わず叫けんでしまいました・・・。
しかたないので、ネームリストに名前を書いて、無期限待機状態。 ネームリストにキルギスで会ったKさんとTさんの名前が書いてあって、 ちょっと感動。いろんな人とつながっているんです。

ちなみにここの輸送は、貨物船に乗せてもらうというシステムなので、 貨物が先、人が後、ということでした。貨物が多い時は 人間は乗れない、というわけです。日本ならクレームものですな。


2008年11月5日
トルクメニスタン

トルクメンバシ
タシケントを出てから6日目、 この日はバラク=オバマがアメリカ合衆国大統領に選出された日。Yes, We Can.です。
さてそんなことより、港泊2日目。滞在可能最終日。 夕方やきもきしながら待っていると、ようやく貨物船が到着。

チケットを買って、税関を通って、船へ着くと、船長がお出迎え。 90ドル払って、パスポートを預けて乗船。 デッキで2ドル払ってベッドだけの部屋に入る。 シャワー付きの部屋は20ドルでした。

というわけで、トルクメニスタンを脱出。次回、アゼルバイジャン・バクー編。


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